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株式会社大野信号設備工業
〒273-0134
千葉県鎌ケ谷市西佐津間1丁目7番地29号
TEL.047-445-0603
FAX.047-445-1628
1.交通信号機の設置工事
2.とび・土木工事業
3.産業廃棄物の収集運搬業
4.上記各号に付帯する一切の業務
----------------------------------------
千葉県知事許可(特定)第3239号
電気工事業
千葉県知事許可(一般)第3239号
とび・土木工事業
千葉県知事許可 第01200178218号
産業廃棄物収集運搬業許可

安全への取組み~安全スローガン~

安全スローガン

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令和2年3月度安全スローガン 

2020-02-28
安全会議R2年3月

令和2年3月度安全スローガン

作業前のTBM-KYを徹底しよう

 

 突然ですが。

事故はどのような場合に起こるのでしょうか?

 

 ・・・(´-ω-`)ポク

 

 ・・・(´-ω-`)ポク

 

 ・・・(´-ω-`)ポク

 

 ・・・Σ( ゚Д゚)チーン!

 

 事故は2つの条件が重なったことで起きるとされています。

 不安全な状態と、不安全な行動です。

 

「不安全な状態」とは、環境や機械・物の状態、物的要因からくる危険因子。

「不安全な行動」とは、人の行動が不安全、作業方法や不注意など、人的要因

 からくる危険因子となります。

 

 例えば、地面に大きな穴があるとして、この状態は危険で“不安全な状態”です。

しかし、それだけではただ穴があるだけで何も起こりません。

 

 その穴に人が近づいて初めて、落下事故の可能性が発生しますが、

人が穴を認識して避けて通れば、事故は起きません。

ですがもし、穴に気づかず、よそ見で近づいたら…?

 この行動が“不安全行動”です。

 

 この2つの条件が重なると必ず事故が起きるわけではありませんが、

事故発生率は高くなります。

 ということは、災害事故を防ぐには、2つの要因を減らす、または

近づけなければいいわけです。

 

 ここで、今月のスローガン。

作業前のTBM-KY(危険予知)を徹底しよう、に繋がります。

 

 その日の作業に入る前に、5分ほどでも構いません。

何の作業を行うかを確認し、そこに潜む危険はなんなのかを把握することで、

不安全な危険因子を遠ざけることができます。

 

 弊社含め建設業や製造業などは、日々の作業が危険に近い環境にあります。

日常的な機器の点検整備、現場環境を改善することで、ある程度の

“不安全な状態”は解消できます。

あと一つ大事なのが“不安全な行動”を防ぐことです。

危険の存在を認識することで、「不安全な行動」を減らすことができます。

 

 例えば、本日の作業を“柱上の高所作業”とします。

考えられる危険は、はしごからの落下、工具等の落下。

これを防ぐため、“不安全な状態”を減らすには、どうしたらよいでしょう。

 ・はしごの踏み段に滑り止めを付けておく

 ・安全帯に不備がないか確認する

 ・はしご脚部に滑り止め、もしくは補助員で支える

 ・作業帯の設置、誘導員の配置等、他者が不用意に近づかないようにする

 ・工具に落下防止措置を施しておく …など。

 

次に“不安全な行動”を減らすには、

 ・安全帯の正しい装着、フックがかかっているかなど、目視で確認

 ・工具の取扱いを慎重にする

 ・その作業が行えるか、体調を確認する …など。

 

その他、作業内容、現場ごとにふさわしい対策があるかと思います。

作業前のTBM-KYで、事前に情報、危険の所在を共有することで、

危険因子を排除できるでしょう。

 

令和2年2月度安全スローガン 

2020-02-06
安全会議R2年2月

令和2年2月度安全スローガン

工事車両の誘導は大きな声で

       見やすい位置で誘導しよう

 
 今月は工事車両使用の際の声掛けについてです。
『職場のあんぜんサイト』より、実際の工事車両に関する死亡災害事例を
2件参考にしました。
 
【災害事例①】
 坂道に停車した高所作業車が動き出して電柱にぶつかり、止めようとした
 被災者がドアと車体に挟まれ死亡
 
《発生状況》
  個人宅ケーブル引込工事で、作業者AとBは高所作業車で現場で施工した。
 終了後、住宅前の坂道に駐車していた高所作業車に戻り、輪止めを外し、
 ドアを開け、乗車しようとしたところ、車が急に動き出した。
  車の左側にいたAは、助手席越しにサイドブレーキを引いて止めよう
 としたが、ドアが電柱に衝突し、ドアと車体に挟まれた。Aは病院に
 搬送されたが、死亡した。
  高所作業車の使用後、運転を担当したBは、輪止めはしていたが
 サイドブレーキを十分に引いておらず、ギアもニュートラルだった。
  この事業所では坂道での駐車に輪止めを使用することは徹底していたが、
 輪止めの手順、ブレーキ、ギアなどの確認事項を盛込んだ作業手順書を
 作成していなかった。
 
《原因》
 1.坂道に駐車した際、サイドブレーキを確実にかけておらず、ギアを
   ニュートラルにしていた
 2.作業車を坂道に駐車する際の、輪止めをする時や外す時の手順、
   ブレーキ、ギア等の確認事項を盛込んだ作業手順書を作成していなかった
 
《対策》
 1.作業車を坂道に駐車する際は、輪止めの使用、サイドブレーキを確実に
   掛ける、ギアは勾配と逆に入れておく。
 2.作業車を使用する作業では、輪止めをする外す手順を含め、ブレーキ・
   ギア等の確認事項を盛込んだ作業手順書を作成し、周知徹底をする。
 
【災害事例②】
  ダンプから砕石を下ろす作業をしていたところ、突然ダンプが後方に動き、
 被害者は車体と柱に挟まれ死亡
 
《発生状況》
  被災者Aと同僚Bは、砕石を運ぶためダンプで現場へBの運転で向かった。
 現場につくと、被災者Aはダンプを降り、荷下ろし場所まで誘導した。
 Bはダンプの荷台をあげ、Aはスコップで砕石を下ろし始めた。
 Bも作業に加わるため、サイドブレーキを引き、ギアをニュートラルに入れ
 エンジンを切り、車を降りた。
 この時突然ダンプが被災者のいる後方へ動き出し、被災者は車と柱に挟まれた。
 
《原因》
 1.ダンプを確実に止めていなかった。
   積み下ろし場所は少し傾斜があり、サイドブレーキが十分引かれておらず、
   輪止め等の逸走防止措置もされていなかった。
 2.安全教育がなされていなかった。
   作業員A・Bに対し、作業方法や作業分担など特に定めておらず、安全に
   対する教育もされていなかった。
《対策》
 1.ダンプ等、車両から離れるときは確実に停止させる
   荷下ろしの際は、原則として平坦な場所で行い、運転席から離れるときは
   ブレーキを確実に掛け、輪止めなど逸走防止措置をとる。
 2.安全教育を行う
   労働者に対し、作業による危険性、危険防止のための方法手順について、
   安全教育を実施する。
 
  以上の災害事例2件には、共通点があります。
 まず、車両を確実に停車していなかった点。サイドブレーキの甘さ、
 傾斜地でギアをニュートラルにして、逸走してしまったこと。
 次に、作業員に事業者が適切な安全教育、作業手順指導をしていなかったこと。
 この2点は、事業者が工事車両の安全な使用方法を教育していれば、防げた
 と思われます。
  また、作業員間での声掛けと作業の分担を明確にすることでも災害防止に
 つながると思われます。
 この事例からはわかりかねますが、①の事例では、運転者Bが先に乗車して、
 被災者Aが輪止めを外し誘導していれば防げたかもしれませんし、
 ②の事例でも、被災者Aが誘導して駐車させてから作業を始めていれば
 起こらなかったかもしれません。
  まとめると、作業者は、危険の存在を常に意識して安全を確認しながら
 作業をすること、事業者は危険の存在を伝え、正しい知識を伝えることが
 重要ということでしょうか。知っているのと知らないのでは大違い。。
 弊社でも引き続き、みなで安全会議で学んでいきたいと思います。

令和2年1月度安全スローガン 

2020-01-08
安全会議R2年1月

令和2年1月度安全スローガン

『準備体操、良し』

 

 本年もよろしくお願いいたします。

 新年最初の会議、お題は【準備体操】です。

建設業界では、労働災害防止対策の一つとしてもうお馴染みではないでしょうか。

朝の固まった体をほぐし、また一緒に行うことでチームワークを強化する

狙いもあります。

工場や大規模な作業現場では、朝礼と共に行われていることが多いでしょう。

 

 一方で当社のような小さな会社、小規模な現場では時間、作業に追われ

見過ごされてしまう可能性も否定できません。

 実際に当社でその日の作業現場を分けたりすると、一つの現場に2・3人、

ということも多いですし、現場によって出勤時間も変わります。

毎日一緒にみんなで体操、というのは難しいです。

 

 そこで、従業員一人一人で意識して準備体操を心がけようということです。

特に寒さが厳しいこの時期、作業前の5分の体操を省略したことで、

一生を左右するような大きなケガを負ってしまうかもしれません。

 

 ご存知ですか、この工事前の準備体操、どうやら日本独特のもののようですね。

海外でも話題になることがあるようです。

(ご興味がある方は検索してみてください)

 

 さて、準備体操といってもどんな体操をすればいいのでしょうか。

まず思いつくのが、「ラジオ体操」です。

日本全国、誰でもできるといっても過言ではないでしょう。

あのメロディがかかれば自然と体が動くはず!(もはや洗脳)

近年では健康維持だけでなく、ダイエットにも有効と見直されています。

きっちりラジオ体操をすると、かなり体が温まることがわかります。

 

 もう一つ、個人的にご紹介するのが、「けんせつ体幹体操」です。

建設業振興基金ほか各建設団体が主体となり、労働災害防止のために

作った体操です。

 サッカー長友選手ほか、トップアスリートを指導するトレーナー監修の

体幹を鍛える体操だそうです。

体幹を鍛えることで、転倒やつまずきなどによる労災は減らせるのでは?

というところから制作されたようです。

 HPやYouTubeにも動画が掲載されていますので、

考にしてみてはいかがでしょうか。

 最近人気のラグビー、ハカでおなじみニュージーランド代表選手による

けんせつ体幹体操の動画も公開されています。

  (´-ω-`)…建設業界のPRも兼ねてるんだろうな…

けんせつ体幹体操はリンク張ってみます(怒られなさそうだから)

 【けんせつ体幹体操】 ~゛建設現場へGO!”より

 

令和元年12月度安全スローガン 

2019-12-07
令和元年12月安全会議
時間帯別・月別の死亡事故
死亡事故当事者別・事故類型別件数

令和元年12月度安全スローガン

早めのライト点灯で通行車両・歩行者にアピールしよう

 

以前も取り上げていますが、冬の時期は日暮れが早いです。

日没前後の1時間あたりは薄暮時間帯といい、交通事故の発生が多くなります。

日暮れとともに視界が悪くなり、車や自転車、歩行者の発見が双方遅れたり、

距離や速度もわかりにくくなるためです。

 以前の記事はこちら:29年10月28年12月28年10月

 

薄暮時間帯における交通事故防止

 

警察庁は平成25年から29年の5年間における死亡事故の発生状況を分析

した結果を公開しています。上記資料:2-1 2-3 2-5

 

 これらをまとめたのが、以下です。

 

・日没時刻と重なる17時から19時台に多く発生

・薄暮時間帯には自動車と歩行者の衝突事故が最も多くさらに歩行者の

 横断中が約9割

・横断場所の内訳では、横断歩道以外での事故が約8割、横断歩道以外の

 横断における歩行者の約7割に法令違反

 

早めのライト点灯でアピール

 ドライバーの中には、周囲が暗くなってきてもライトを点けず走行する

ケースが見られます。

 しかしそれでは他の車や歩行者が、自分の車を認識するのが遅くなり、

交通事故に繋がる恐れがあります。

 ドライバーは薄暗くなる前からライトを意識的に早め点灯し、自車の存在を

アピールするようにしましょう

 そのほか、薄暮時間帯は昼間と比べ周囲の視界が悪くなり始め、

事故発生率が上がることから、速度を落とし、周囲の状況に注意しながら

慎重な運転を心がけましょう。

 

反射材・ライトの活用

 歩行者や自転車は、薄暮時間帯や夜間に事故に遭わないようにするには、

反射材やライトを活用することが効果的です。

 歩行者・自転車側からは自動車が接近していることが分かっても、

ドライバーからはよく見えていないことがあります

 そのため、薄暗くても比較的わかりやすい明るい目立つ色の服装をしたり、

靴、衣服、カバンなどに反射材やライトをつけたりして、ドライバーから

認識されやすいようにしましょう。

 また、薄暮時間や夜間帯は、自動車との距離や速度が分かりにくくなります。

道路を横断するときや、自動車とすれ違う時は、より注意を払うようにしましょう。

 

 この時期の日没前後は暗くなっていくのも早い為、目が慣れないうちに

暗くなって視界も悪くなってまいります。

 自動車、歩行者(自転車)もお互いに、“わたしココにいますよ”をアピールして、

見つけてもらう努力をしなければいけません。

 見えなければ避けることも出来ませんから。

 

令和元年11月度安全スローガン 

2019-11-05
安全会議R元年11月

令和元年11月度安全スローガン

高所作業車のバケット内での安全帯の使用、良し』


今回のテーマは高所作業車での作業時、通行車両の追突・衝突の恐れが

あるためバケット内では安全帯を着用しよう、です。

高所作業車について再度取上げます。
取扱い方法や注意事項は以前の記事に詳細を載せていますので、
そちらをご参照ください。平成30年6月度 安全スローガン
 
今回は、実際の危険事例とその対策や注意事項をいくつかご紹介します。
 
高所作業車 路上作業での危険事例
 
事例①
●傾斜地で高所作業車を坂の上部に向けて停車し、後部でアウトリガー
 張出を行っていたところ、車両が逸走し、ガードレールとの間に挟まれた
 ・傾斜地での作業は極力避け、やむを得ない時は前下がり方向に位置決めする
 ・駐車ブレーキを確実にかけ、車止めを全輪の坂下側に設置
 ・作業者を坂下側に立ち入らせない、また第三者にも注意する
 
事例②
●天井に向かってバケットを上昇させた際、天井の段差に気づかず操作盤の
 フレームと天井との間に挟まれた
 ・運転操作時には、上方後方の状況を指差し喚呼で確認を行い、よそ見しない
 ・操作レバーの作動パターンを熟知し、事前に動作確認をしておく
 ・作業高さに対し、余裕のある機種を選定する
 ・危険予測訓練を行い、作業場周辺の状況を事前に確認する
 ・作業指導者を配置し、周囲の状況を確認しながら作業をする
 
事例③
●運転者がバケットから身を乗り出し、上半身を出しすぎたため墜落した
 ・作業床を作業しやすい位置と高さにおき、安全を確認してから始める
 ・高所作業を行う時は、バケット内でも安全帯を着用
 ・高所作業車使用時の作業手順を事前に周知徹底する
 
事例④
●路上駐車等でやむを得ず道路上を跨ぐようにブームを伸ばして作業を行い、
 そこへ下を通過しようとしたトラックの荷台上部が接触、反動で作業者が
 バケットから転落
 ・駐車中の車を排除し、一般車の通行路を確保してから作業を行う
 ・やむを得ず道路を跨いで作業をする場合は、
  ⅰ)一般車の通行の際、ブームを旋回退避させてから通過させる
  ⅱ)誘導員は一般車にたいし、交互通行・停止などの指示を確実に行う
 ・安全帯を必ず使用する
 
事例⑤
●狭い道路で、アウトリガーを塀いっぱいまで寄せて作業していたが、
 移動のため車体側面の操作レバーでアウトリガーを格納しようとしたところ、
 誤って塀側2本のみ下げてしまい車両が塀側に傾き、作業者が車体と塀に挟まれた
 ・アウトリガーの正しい操作方法について、事前に安全教育を行う
 ・危険が予測される作業には、作業指揮者を配置、周囲の状況を確認して作業する
 
事例⑥
●交差点近くで安易に高所作業車を止め、ブームをあげていたところ、
 急ハンドルで曲がってきた車に追突され、その衝撃で作業員が墜落しそうになった
 ・車線を使っての作業は交通規制、保安対策をしっかり準備する
 
事例⑦
●上空や側面の構造物、樹木等に気づかず上昇旋回し、構造物との間に挟まれる
 ・周辺をよく確認してから操作する
 
 この事例集で、わが社で最も遭遇しやすいと考えられるのは、交差点内での
 作業ですから⑥でしょうか。
 もちろん、道路使用許可も取っておりますし、規制帯、誘導員の配置も
 行っておりますが、通行する車両や歩行者に交差点内で工事をしている
 という周知も重要ですね。
 また、いつでもバケット内での作業には安全帯を使用することも必須です
 “わずかな時間だから”と気を緩めず、“安全帯、良し!”を意識しましょう。