安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
12月度安全スローガン
2016-12-01
12月、年末です。
「師走」と聞くだけで気ぜわしくなりそうな時期になりました。
この時期に多くみられる事象から、今月のスローガンです。
○12月度安全スローガン
『ハイビームを活用し前方の危険を早期発見』
《12月に交通事故が多発する要因》
◎警察庁発表によると、交通事故は発生件数・負傷者数・死者数すべてにおいて
12月がいちばん多いとされています。
その要因として、
○ 降雪・路面凍結によるスリップ
○ 年末年始に向けての物流量等の増加
○ 年末帰省ラッシュに伴う交通量増加 などが挙げられます。
また、普段運転をしない人がハンドルを握ることが増えるのも、事故のリスク
を高める一因と考えられます。
《交通事故が発生しやすい時間帯》
◎交通事故発生が多い時間帯は、朝の通勤時と帰宅時、夕方から夜にかけて
多くなっています。
統計では、夜間の事故は死亡事故になりやすいと出ています。
このあたりの詳細は10月度の安全スローガンをご参照ください。
《事故回避に向けた気構えと対策》
◎交通事故、重大事故のリスクが高まる12月。
この時期の運転はいつも以上に細心の注意を払う必要があります。
以下は事故回避に向けた対策の一例です。
○ いつも以上に気を引き締めて運転する
年末はなにかと慌ただしく、運転時も気ぜわしく注意力が散漫になるかも
しれません。時間にも気持にも余裕をもって、落ち着いてハンドルを握る
ように心掛けましょう。
また、冬休みに入ると普段は見かけない時間に子供が遊んでいることも。
走り慣れた道でも、急に子供が飛び出して来るかもしれません。
いつも以上に注意をして安全運転を徹底しましょう。
○ 車の冬支度をする
今年は例年より早く、11月に雪が降りました。
降雪・積雪 が予想される地域で車を運転する場合は、
早めにスタッドレスタイヤに交換しておく・タイヤチェーンを準備する、
など車の冬支度をしておきましょう。
また、雪道やアイスバーンでの運転方法にも、スリップに備えて
車間距離を取り、エンジンブレーキを活用するなど注意が必要です。
○ 早めのヘッドライトの点灯
日没が早い冬場は、暗くなってきたと感じたら、
早めのヘッドライト点灯を徹底しましょう。
ドライバーも視認性が良くなり、歩行者も車の接近を知ることができ、
事故の回避策として有効です。
また、街灯の少ない道やカーブの多い道、暗い山道など、
見通しの悪い場所ではハイビーム(上向きライト)を活用しましょう。
これによって対向車や歩行者にいち早く気づくことができます。
今秋『警察庁がハイビームの使用を推奨』、というニュースがありました。
去年発生した夜間死亡事故のうち、96%がロービーム(下向きライト)使用、
ハイビームを使うことで防げた事故もあるといいます。
ただし、10月度の安全スローガンでも触れましたが、ハイビームにより
蒸発現象など、かえって事故を誘発する場合もあります。
重大事故を防ぐには、ハイビーム・ロービームの適切な切替と、
何より危険に気づいたら安全に停車できる速度で走ることが重要です。