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株式会社大野信号設備工業
〒273-0134
千葉県鎌ケ谷市西佐津間1丁目7番地29号
TEL.047-445-0603
FAX.047-445-1628
1.交通信号機の設置工事
2.とび・土木工事業
3.産業廃棄物の収集運搬業
4.上記各号に付帯する一切の業務
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千葉県知事許可(特定)第3239号
電気工事業
千葉県知事許可(一般)第3239号
とび・土木工事業
千葉県知事許可 第01200178218号
産業廃棄物収集運搬業許可

安全への取組み~安全スローガン~

安全スローガン

平成31年3月度安全スローガン 

2019-03-14
安全会議31年3月
参考:フルハーネス落下距離
参考:胴ベルト型落下距離
 平成31年3月度安全スローガン
フルハーネス型の着用義務化へむけて
 

労働安全衛生法令では、高さ2メートル以上での作業時は作業床・柵等を

設けることが規定され、それが困難な場合、安全帯等の使用も認められています。

昨年6月、その安全帯に係る法令等が改正され、先月2月1日に施行されました。

今回はその改正内容(ざっくり)と、弊社がとるべき対応についてです。
 ※前回の安全帯に関する会議はこちら⇒平成29年1月
 
[安全帯]⇒[墜落制止用器具]
「安全帯(墜落による危険を防止するためのものに限る)は「墜落制止用器具」に
改められました。(安衛令第13条第3項28号)
 従来の「安全帯」には、
①胴ベルト型(一本つり)、②胴ベルト型(U字つり)、③ハーネス型(一本つり)
の3タイプあり、それから②を除いたものが「墜落制止用器具」となります。
体の位置を保定する「U字つり」の安全帯を除き、いわゆる命綱タイプの
「一本つり」安全帯に限定されたのです。
 
 従来の胴ベルト型安全帯では、墜落の衝撃が一部に集中してしまい、内臓損傷や
胸部圧迫の危険があり、実際に胴ベルト型着用時の労働災害も確認されています。
 身体保護の観点から、身体を肩・腿など複数個所で支え、衝撃が分散される
フルハーネス型の使用を原則とする、となりました。
 
また、事業者は新規定に沿ったフルハーネス型器具を使用させる義務があります。
(安衛則第130条の5等)
弊社で使用する安全帯も、見直しをしなくてはなりません。
 
墜落制止用器具の使用に関する規定
 墜落制止用器具を使用の際、注意する点があります。
フルハーネス型では、墜落時の落下距離が胴ベルト型より長くなることが
指摘されています。(落下距離比較:図参照)
 フルハーネス型で落下時に地面に到達する恐れのある場合(※1)は、
一定条件(※2)を満たした胴ベルト型と併用することが認められました。
作業内容及び作業高さ、着用者の体重なども考慮し、適切な器具の選択をする
必要があります。
 
※1:胴ベルト型の使用が認められる高さは「6.75m以下(建設業では5m以下)」
※2:胴ベルト型の一定条件とは、新規格において規定。
 (例:墜落時の衝撃荷重が4㌔ニュートン以下、ランヤード長が1.7m以下など)
 
◎特別教育の義務化

 今回の法令等の改正に伴い、フルハーネス型器具を装着させる作業員には

特別教育を行わなければいけないことになりました。

 フルハーネス型を使用するような高所では、墜落の危険性が高く、

またフルハーネスは胴ベルト型に比べ適切な着用や使用方法が難しいためです。

 過去の墜落事故において、安全帯を装着していながらも適切に使用していない

事案も多くみられ、そのような事故を防ぐためにも全員が正しい装着・使用・

管理方法などを身に着ける必要があります。

 

◎経過措置

 原則、2019年2月1日以降はフルハーネス型の着用が義務となります。

しかし、2022年1月1日まで猶予期間として、現行の安全帯も使用が認められて

います。

 
安全帯(墜落制止用器具)弊社での見直し点

 現在、弊社で使用しているものは胴ベルト型柱上安全帯です。

こちらは墜落抑制機能が付いていないとされるため、2019年2月1日以降は

「墜落制止用器具」とは認められません。

つまり、安全帯を使用していないことになってしまうのです。

(ただし、経過措置期間のため旧規格の現行品もまだ使用可能です。)

 

 もちろん弊社でもフルハーネス型は導入予定ですが、信号工事に適切な商品を

選ばなくてはなりません。

信号工事では、車両灯器は高さ約5m以上、歩行者灯器は約2.7m、柱上作業も

ありますので、フルハーネス型と胴ベルト型を併用という形になると思われます。

 フルハーネス型も色々あり、お安いものではないので、どのようなものが

相応しいのか調査する必要があります。

 経過措置期間がありますので、千葉県信号機工事安全連絡協議会(千信協)と

連携の上、吟味して対応していこうという事で今回の会議は終了しました。