安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
平成31年4月度安全スローガン
平成31年4月度安全スローガン
『ヒヤリ・ハットから得る災害防止対策』
ヒヤリ・ハット報告という言葉をご存知かと思います。
労働災害が起こる原因の一つであるヒューマンエラーを以前も取上げましたが、
そのリスクを把握するための手段として有効です。
今回は、そのヒヤリ・ハット報告について弊社でも活用ルールを決めました。
※労災防止参照:平成31年1月ヒューマンエラー・平成31年2月KY活動
労働災害防止の活動には、いくつかの段階があります。
労働災害が発生した場合、同様な災害が発生しないよう再発防止策を講じて
いかなくてはなりません。
しかし、災害防止とは事前対策によって災害を予防し、危険をなくすこと
にあります。そのため、職場に潜む危険要因を把握する危険予知活動(KY活動)、
災害になりかねない危険を共有するヒヤリ・ハット報告が重要になってきます。
◎ヒヤリ・ハット報告とは
実際に災害が発生していなくても、そこに危険が潜んでいる場合があります。
誰もが“今危なかった…!”とヒヤッとしたり、ハッとすることがあるでしょう。
いつ、誰が、どんな状況で、どんなヒヤリ・ハットを経験したか、という
情報を共有することで、潜在的な危険の所在を認識することができます
今回はたまたま運よくケガをする(させる)ことにはならなかったけれども、
その時に感じたヒヤリ・ハット体験を放置したままにしておくと、いずれ誰か
が災害に遭うかもしれません。
1件の重大災害の背景には、300件のヒヤリ・ハットが存在する
と言われています。(ハインリッヒの法則)
少々強引ですが単純に考えると、この300件に対して改善対策を取らないと、
労働災害はなくならないということですね。
現場の全員でこの情報を分かち合い、対策をとるために行うのがヒヤリ・ハット報告です。
しかし、実際にはケガなどをしてない事象に対して随時報告しろ、といわれても、
後回しになったりしてなかなか報告が上がらないこともあるかもしれません。
ヒヤリ・ハットを顕在化して災害防止に役立てるには、とにかく報告を
挙げてもらう必要があります。個人ではなかなか進まないようであれば、
定期的に行っている会議などの際に、全員に書いてもらうというものいいでしょう。
…ということで、今後弊社でもこの方法を採用することにいたしました。
月に1度行うこの安全会議の際、一人ひとつ、1カ月間で体験したヒヤリ・ハット
を記入し、全員で閲覧することになりました。
以前もヒヤリ・ハット報告は行っておりましたが、1ケ月全体でひとつ、ふたつ
というところでしたので、今後はさらに細かいところまで報告が上がると思われます。
それを踏まえて、今まで以上に災害防止に努めてまいります。