安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
令和2年3月度安全スローガン
令和2年3月度安全スローガン
『作業前のTBM-KYを徹底しよう』
突然ですが。
事故はどのような場合に起こるのでしょうか?
・・・(´-ω-`)ポク
・・・(´-ω-`)ポク
・・・(´-ω-`)ポク
・・・Σ( ゚Д゚)チーン!
事故は2つの条件が重なったことで起きるとされています。
「不安全な状態」と、「不安全な行動」です。
「不安全な状態」とは、環境や機械・物の状態、物的要因からくる危険因子。
「不安全な行動」とは、人の行動が不安全、作業方法や不注意など、人的要因
からくる危険因子となります。
例えば、地面に大きな穴があるとして、この状態は危険で“不安全な状態”です。
しかし、それだけではただ穴があるだけで何も起こりません。
その穴に人が近づいて初めて、落下事故の可能性が発生しますが、
人が穴を認識して避けて通れば、事故は起きません。
ですがもし、穴に気づかず、よそ見で近づいたら…?
この行動が“不安全行動”です。
この2つの条件が重なると必ず事故が起きるわけではありませんが、
事故発生率は高くなります。
ということは、災害事故を防ぐには、2つの要因を減らす、または
近づけなければいいわけです。
ここで、今月のスローガン。
作業前のTBM-KY(危険予知)を徹底しよう、に繋がります。
その日の作業に入る前に、5分ほどでも構いません。
何の作業を行うかを確認し、そこに潜む危険はなんなのかを把握することで、
不安全な危険因子を遠ざけることができます。
弊社含め建設業や製造業などは、日々の作業が危険に近い環境にあります。
日常的な機器の点検整備、現場環境を改善することで、ある程度の
“不安全な状態”は解消できます。
あと一つ大事なのが“不安全な行動”を防ぐことです。
危険の存在を認識することで、「不安全な行動」を減らすことができます。
例えば、本日の作業を“柱上の高所作業”とします。
考えられる危険は、はしごからの落下、工具等の落下。
これを防ぐため、“不安全な状態”を減らすには、どうしたらよいでしょう。
・はしごの踏み段に滑り止めを付けておく
・安全帯に不備がないか確認する
・はしご脚部に滑り止め、もしくは補助員で支える
・作業帯の設置、誘導員の配置等、他者が不用意に近づかないようにする
・工具に落下防止措置を施しておく …など。
次に“不安全な行動”を減らすには、
・安全帯の正しい装着、フックがかかっているかなど、目視で確認
・工具の取扱いを慎重にする
・その作業が行えるか、体調を確認する …など。
その他、作業内容、現場ごとにふさわしい対策があるかと思います。
作業前のTBM-KYで、事前に情報、危険の所在を共有することで、
危険因子を排除できるでしょう。
