安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
5月度安全スローガン
2016-05-09
○5月度安全スローガン
『高所作業における墜落災害の防止』
建設業は他業種よりも死亡事故発生率が高いといわれています。
建設業全体では、労働災害死亡者数は年々減少傾向にあるとされていますが、
その中で墜落による死亡災害は毎年40%前後と一定の高い比率を占めているのが現状です。
当社も信号機工事という性質上、高所作業は不可欠です。
今回は高所作業における安全について改めて見直していきましょう。
《高所作業の安全対策》
床面から2メートル以上のところにおける作業を高所作業といいます。
事業者は高所作業を行う場合は、墜落による危険を阻止するよう措置を
講じなければなりません。
[高所作業における災害防止対策例]
① 安全帯・ヘルメットの着用
② 携帯工具は必要最小限に(工具は落下防止策を)
③ 滑らない靴・手袋の着用 など
その他、各現場に応じた教育訓練・指導によるリスク回避を考えること
※4月度の安全スローガン落下飛来事故防止も合わせて考える必要があります。
[安全帯の点検]
当社でも安全帯はもちろん着用していますが、それだけで安心してはいけません。
道具は磨耗・劣化していくもの、日頃の点検で本当に安全に使えるのかを確認しましょう。
点検箇所:ランヤード・縫製部・環類・フック部分・バックル・胴ベルトなど
① 毎回使用前に点検する。特にランヤード(ロープ部分)
② 月に一度はより念入りに点検する。
③ 使用中に異常を感じたら使用を中止し、再点検する。
④ 点検で廃棄基準に該当する場合は直ちに交換する。
劣化は避けられないものですので、日々の点検とともに、適切な保管方法、
いざというときに部品・新品への交換をすぐに行えるよう在庫の確保も必要になります。
一時の安全は 日々の積み重ねによって得られることを忘れないようにしましょう。
4月度安全スローガン
2016-04-04
○4月度安全スローガン
『落下災害の原因を理解し、事故の防止に努めよう』
われわれ工事業者にとって、飛来・落下災害は身近な災害と言えます。
飛来・落下災害とは、物を飛来、あるいは落下させて、本人または周辺の作業員、さらには第三者も被災させてしまう災害です。
この災害を防ぐことは、自身のみならず、同僚や周辺作業員、第三者を守るためにも重要になります。
《落下災害は飛来災害の2.6倍》
「飛来・落下災害」と一括りにされていますが、実際には落下事故の発生率は、飛来災害の2.6倍とされています。
当社では柱上・高所作業も多いため、今月は、落下災害に重点をおいてみていきましょう。
《落下災害の68%が取扱い物の落下》
工器具、資機材など、あらゆるものが落下物となり得ます。
発生原因としては、作業中 “うっかり”、“手が滑った”、など、ヒューマンエラーが絡むことも多いようです。
『物を落とさない』ことが大前提ですが、万が一を考え『(万が一)落ちても被害がない』状況を整えることも必要です。
・基本中の基本として、上・下で同時作業を避ける。
・上部で作業するときは、下部に作業帯を作り、他の作業員や第三者が入り込まないようにする。
・交通誘導員の配置で第三者を安全に誘導する。
・工具類に落下防止対策を施す。 など
このほか、落下災害にはトラックでの積荷の落下、自身の落下なども事例が見られます。
トラックに積荷を載せる、また荷台から降りる時など、基本に忠実に、安全に十分に配慮して行いましょう。
もちろん、物理的な対策のほかにも、ヒューマンエラーの防止対策も平行して行う必要があります。
一日の作業開始の前に、各作業員の状態をチェックすることも怠らないようにしましょう。
3月度安全スローガン
2016-03-12
○3月度安全スローガン
『腰痛の原因を理解し、予防・防止対策を励行しよう』
誰にでも起こりうる腰痛。
身近なため簡単に考えがちですが、悪化すると仕事はもちろん、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
今回は腰痛の原因を知り、予防のために何をすればよいのか、です。
《主な原因》
・筋肉疲労・筋力低下による腰痛(オーバーワーク・運動不足・長時間の同じ姿勢・肥満など)
・骨格のゆがみからなる腰痛(常に姿勢が悪い・歯並びが悪いなど)
・血行不良による腰痛(運動不足・肥満・下着の締め付けなど)
・ストレスによる腰痛
・病気を原因とする腰痛(ぎっくり腰・ヘルニア 内臓の病気による関連痛)
上記からもわかるように、腰痛は外的要因だけでなく、体内部の問題を起因とするものもあります。
いつものことだから、と油断せず、病院での診察と平行して日々の生活を見直し、予防に努めましょう。
《予防方法》
◎日常生活での予防
・姿勢 - 前かがみ・中腰を避ける、同じ姿勢を続けない・
腹筋・背筋のバランスをとり、よい姿勢を心がけるなど
・疲れをためない
規則正しい生活・十分な睡眠など
・体を冷やさない
空調管理を適温に・暖かい食事、飲み物を摂る
・湯船につかるなど
※特に内臓冷えはほかの病気にもつながります。
手足は暖かいけどお腹を触ると冷たい、という方は要注意です!
◎適度な運動(ストレッチ)による予防
・朝起きたときや夜寝る前など、気持ちいい程度に筋肉をほぐす
筋肉をやわらかくすることで怪我の防止・血行促進効果も
・仕事中や長時間の同じ姿勢の合間にストレッチで気分転換
リラックスにもつながります。
日々のちょっとした心がけで予防は可能です。
たかが腰痛と侮らず日常生活を見直してみましょう。
2月度安全スローガン
2016-02-18
○2月度安全スローガン
『振動障害の危険性を理解し、その防止対策を励行しよう』
振動障害とは、手持ち振動工具を使用することにより起こる健康障害をいいます。
《症状》
・寒冷による手指のレイノー現象(白色化現象)
・手指のしびれ、感覚鈍磨
・ひじから手先までの関節症状(疼痛、可動域制限)や握力低下 など
根本的な治療法がないため、予防が重要になります。
《対策》
・振動工具のメンテナンス
・使用時間の短縮(適度な休憩、時間交代制など)
・作業時の防寒・保温対策
・普段の生活習慣の見直し(手先の保温、喫煙を減らす(むしろ禁煙)など)
三寒四温のこの時節、工事も立て込んでおります。
普段からの体調管理をこころがけ、一丸となって乗り切りましょう!
1月度安全スローガン
2016-01-30
○1月度安全スローガン
『安全帯及び工具全般の作業前点検の徹底』
使用する工具の事前点検をし、作業の効率化、また作業員の怪我や第三者への安全にも配慮しましょう