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株式会社大野信号設備工業
〒273-0134
千葉県鎌ケ谷市西佐津間1丁目7番地29号
TEL.047-445-0603
FAX.047-445-1628
1.交通信号機の設置工事
2.とび・土木工事業
3.産業廃棄物の収集運搬業
4.上記各号に付帯する一切の業務
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千葉県知事許可(特定)第3239号
電気工事業
千葉県知事許可(一般)第3239号
とび・土木工事業
千葉県知事許可 第01200178218号
産業廃棄物収集運搬業許可

安全への取組み~安全スローガン~

安全スローガン

令和2年2月度安全スローガン 

2020-02-06
安全会議R2年2月

令和2年2月度安全スローガン

工事車両の誘導は大きな声で

       見やすい位置で誘導しよう

 
 今月は工事車両使用の際の声掛けについてです。
『職場のあんぜんサイト』より、実際の工事車両に関する死亡災害事例を
2件参考にしました。
 
【災害事例①】
 坂道に停車した高所作業車が動き出して電柱にぶつかり、止めようとした
 被災者がドアと車体に挟まれ死亡
 
《発生状況》
  個人宅ケーブル引込工事で、作業者AとBは高所作業車で現場で施工した。
 終了後、住宅前の坂道に駐車していた高所作業車に戻り、輪止めを外し、
 ドアを開け、乗車しようとしたところ、車が急に動き出した。
  車の左側にいたAは、助手席越しにサイドブレーキを引いて止めよう
 としたが、ドアが電柱に衝突し、ドアと車体に挟まれた。Aは病院に
 搬送されたが、死亡した。
  高所作業車の使用後、運転を担当したBは、輪止めはしていたが
 サイドブレーキを十分に引いておらず、ギアもニュートラルだった。
  この事業所では坂道での駐車に輪止めを使用することは徹底していたが、
 輪止めの手順、ブレーキ、ギアなどの確認事項を盛込んだ作業手順書を
 作成していなかった。
 
《原因》
 1.坂道に駐車した際、サイドブレーキを確実にかけておらず、ギアを
   ニュートラルにしていた
 2.作業車を坂道に駐車する際の、輪止めをする時や外す時の手順、
   ブレーキ、ギア等の確認事項を盛込んだ作業手順書を作成していなかった
 
《対策》
 1.作業車を坂道に駐車する際は、輪止めの使用、サイドブレーキを確実に
   掛ける、ギアは勾配と逆に入れておく。
 2.作業車を使用する作業では、輪止めをする外す手順を含め、ブレーキ・
   ギア等の確認事項を盛込んだ作業手順書を作成し、周知徹底をする。
 
【災害事例②】
  ダンプから砕石を下ろす作業をしていたところ、突然ダンプが後方に動き、
 被害者は車体と柱に挟まれ死亡
 
《発生状況》
  被災者Aと同僚Bは、砕石を運ぶためダンプで現場へBの運転で向かった。
 現場につくと、被災者Aはダンプを降り、荷下ろし場所まで誘導した。
 Bはダンプの荷台をあげ、Aはスコップで砕石を下ろし始めた。
 Bも作業に加わるため、サイドブレーキを引き、ギアをニュートラルに入れ
 エンジンを切り、車を降りた。
 この時突然ダンプが被災者のいる後方へ動き出し、被災者は車と柱に挟まれた。
 
《原因》
 1.ダンプを確実に止めていなかった。
   積み下ろし場所は少し傾斜があり、サイドブレーキが十分引かれておらず、
   輪止め等の逸走防止措置もされていなかった。
 2.安全教育がなされていなかった。
   作業員A・Bに対し、作業方法や作業分担など特に定めておらず、安全に
   対する教育もされていなかった。
《対策》
 1.ダンプ等、車両から離れるときは確実に停止させる
   荷下ろしの際は、原則として平坦な場所で行い、運転席から離れるときは
   ブレーキを確実に掛け、輪止めなど逸走防止措置をとる。
 2.安全教育を行う
   労働者に対し、作業による危険性、危険防止のための方法手順について、
   安全教育を実施する。
 
  以上の災害事例2件には、共通点があります。
 まず、車両を確実に停車していなかった点。サイドブレーキの甘さ、
 傾斜地でギアをニュートラルにして、逸走してしまったこと。
 次に、作業員に事業者が適切な安全教育、作業手順指導をしていなかったこと。
 この2点は、事業者が工事車両の安全な使用方法を教育していれば、防げた
 と思われます。
  また、作業員間での声掛けと作業の分担を明確にすることでも災害防止に
 つながると思われます。
 この事例からはわかりかねますが、①の事例では、運転者Bが先に乗車して、
 被災者Aが輪止めを外し誘導していれば防げたかもしれませんし、
 ②の事例でも、被災者Aが誘導して駐車させてから作業を始めていれば
 起こらなかったかもしれません。
  まとめると、作業者は、危険の存在を常に意識して安全を確認しながら
 作業をすること、事業者は危険の存在を伝え、正しい知識を伝えることが
 重要ということでしょうか。知っているのと知らないのでは大違い。。
 弊社でも引き続き、みなで安全会議で学んでいきたいと思います。