安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
11月度安全スローガン
2016-11-04
○11月度安全スローガン
『飛来災害・落下災害の防止に努める』
気温も下がり、暗くなるのも早くなっておりますね。
かじかんだり、手元が暗くなったりすることも多くなるでしょう。
今月は4月度の安全スローガンでも取り上げた、飛来・落下災害についてです。
我々工事業者にとって身近な災害、飛来・落下災害を再度ピックアップします。
◎落下災害については、4月度の安全スローガンをご参照ください。
《飛来・落下災害は死亡災害の6%・死傷事故の11%》
◎建設業の飛来・落下災害はここ数年で減少傾向ですが、過去3年の平均で、
1年間の死亡災害は20件、死傷災害は1,870件が発生しています。
建設業災害において、飛来・落下災害の占める割合は、
死亡災害の6%・死傷事故の11% となっています。
《飛来災害》
◎飛来災害を発生形態で分けてみますと、
・加工・処理中の物体片の飛来… 40%
・加工・処理中の物体の飛来 … 27%
・破裂による飛来 … 2%
・その他 … 31%
『加工・処理中の物体』おける被害が6割に及びます。
防止対策にはまず、加工処理作業で破片を飛ばさない、もし飛ばしても
何らかの形でブロックできる処置が重要となるでしょう。
◎飛来災害で被害が大きいのは目の災害です。
小さな破片でも、目に入れば大変な被害を受けます。
これらが自分自身や周辺作業者に飛散しないよう十分配慮し、
飛散した場合でも目に入らないよう、保護メガネを着用しましょう。
◎また強風で現場に設置していた板やシートなどが飛ばされ、作業員や
第三者に被害が出ることもあります。
強風が予測される場合はこれらを養生しておくことも重要です。
※「強風」とは、10分間の平均風速が毎秒10m以上の風を言います。
強風時には、高さ2m以上の作業・型枠組立作業などは禁止されています。
飛来・落下災害は作業員本人だけではなく、近くで作業していた同僚や
偶然そこに居合わせた第三者に及ぶことも少なくありません。
交差点内の工事という性質上、歩行者や通行中の車に被害がでることも
考えられます。
その現場でどのような災害が起こりうるか、常に意識しながら日々の作業に
取り掛かりましょう。