安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
平成29年1月度安全スローガン
2017-01-09
明けましておめでとうございます。
新年一回目の安全スローガンです。
○平成29年1月度安全スローガン
『高所作業における墜落災害の防止2』
当社では高所作業は不可欠です。
高所作業での墜落事故については昨年5月の安全スローガンでも触れましたが、
今回は前回をふまえ、安全帯について確認していきます。
《安全帯について》
高所作業での災害防止対策として、安全帯・ヘルメットの着用は必須です。
安全帯は正しく着用し、定期的に点検することが重要です。
○装着方法
・バックルに胴ベルトを通し、ベルトの先端は必ずベルト通しに通す。
・胴ベルトは腰骨のあたりでしっかりと締め、固定する。
※腰骨より上に装着すると、落下阻止時に肋骨損傷の可能性があり、
腰骨より下方の場合には体がすり抜ける場合がある。
・フックはベルト端部や作業服などを挟み込んでいないか、外れ止め
装置が完全にとじているかなどを確認する。
○安全帯の点検
安全帯は使用するうちに劣化や損傷により安全性が損なわれていきます。
日常点検を心がけ、異常が見られたら即時交換が必要です。
また、使用開始から2~3年を目安に新品に交換しましょう。
点検箇所:ランヤード・縫製部・環類・フック部分・バックル・胴ベルトなど
① 毎回使用前に点検する。特にランヤード(ロープ部分)
② 月に一度はより念入りに点検する。
③ 使用中に異常を感じたら使用を中止し、再点検する。
④ 点検で廃棄基準に該当する場合は直ちに交換する。
○以下に該当する場合は即時交換
【縫製部】
・縫製部にゆるみ、縫製糸が1箇所以上切断している、縫製糸が摩耗 など
【環類】
・深さ1㎜以上の傷、変形、錆びつき、
・ねじの緩み、D環止めの破損 など
【フック・補助フック】
・フックかぎ部内側に傷、外れ止め、
・安全装置の動きが悪い、変形、錆びつき、
・フック外側に1㎜以上の傷、バネの折損、または弱くなっている など
【バックル】
・バックル取付け部の縫製糸の摩耗や折損、錆つき・変形、バネの折損・紛失、
・リベットのカシメ部に異常がある、リベットの頭部が1/2以上摩耗 など
【胴ベルト・補助ベルト】
・ベルトの耳または中に3㎜以上の損傷、ベルトの両耳の擦り切れの激しいもの、
・塗料・薬品などで変色・溶解がある、先端止めの金具の破損・ほつれ、
・バックル締付け部のベルトが傷んでいる など
【伸縮調節器】
・伸縮の作動が円滑でない、錆びつき、腐食がある、
・目視で変形がわかる、深さ1㎜以上の傷、バネの折損
・リベットの頭部が1/2以上摩耗 など
安全帯の各メーカーで点検の際の取替目安などを図解で掲載していたりします。
点検時の参考にするとよいでしょう。