安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
平成29年8月度安全スローガン
2017-08-08
TOPでお知らせしておりませんでしたが、夏季休業は8/11~8/16でした。
今年は例年にないしっとり(じっとり?)としたお天気が続いています。
せっかくの休暇も、夏らしい過ごし方ができなかった方も多いのではないでしょうか。
では、今月のスローガンです。
○平成29年8月度安全スローガン
『夏バテ・夏風邪の予防と対策』
ここ数日、過ごしやすい日が続き、予報ではしばらくこのような状態が続く様
ですが、 またいつ暑くなるかもわかりません。
今の内に体調を整えて、この夏を乗り切っていきましょう。
《夏バテの原因と予防》
暑い日が続くと、なんとなく疲れが取れない、ちょっと食欲がない・・・
なんてことはないでしょうか。
病気ではないけれどなんとなく体が不調・・・これが『夏バテ』です。
◎夏バテの原因
・体内の水分・ミネラル不足 ⇒ 脱水症状
・暑さによる食欲不振 ⇒ 栄養不足
・外気温と室内の温度差 ⇒ 自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、内臓や血流・ホルモンなど、体内の環境を整える
働きが弱くなり、疲労感やだるさ、胃腸の不調といった症状を招きます。
また、寝苦しさからの睡眠不足も自律神経の乱れにつながります。
日ごろの生活習慣を整えることで夏バテも防ぐことができます。
◎夏バテを防ぐ生活習慣
1)こまめな水分補給
熱中症対策でもおなじみの水分補給ですが、夏バテにも有効です。
水やお茶など、こまめに補給しましょう。
ただし、糖分を多く含む飲み物の多量摂取は、糖分分解にビタミンB1を
多量に消費します。
逆に疲労感やだるさを引き起こすので、おいしいですがほどほどに・・・。
また、ビールは水分補給には含まれません。
むしろ利尿作用が強く、またアルコール分解に体内の水分を消費します。
⇒脱水症状
風呂上がりの一杯のためにぎりぎりまで水分補給せずに我慢するのは危険です。
2)室内外の温度差や、エアコンによる冷えに注意
外気温とエアコンの効いた室内の温度差にも注意が必要です。
自律神経は体温調節の働きもしています。
汗をかいた体で急に涼しい室内に入り、体が冷えることもあります。
長時間エアコンの風に直接あたるような場合も、ひざ掛けなどで調節しましょう。
冷たい飲み物の飲みすぎも、内臓冷えを起こし、胃腸にも負担をかけます。
3)睡眠をしっかりとる
疲労回復や、自律神経を整え、体調管理をするのに睡眠は重要です。
体が冷えないよう、エアコンを上手に使ってぐっすり眠れる環境を作りましょう。
自律神経は交感神経と副交感神経の2種類あります。
交感神経・・・・・・やる気スイッチONの状態
副交感神経・・・・やる気スイッチOFFの状態 とイメージするとよいかもしれません。
睡眠は副交感神経が優位になる状態で、日中のON状態をリセットして疲れをとる
ために とても重要です。
4)いつも以上に栄養バランスのよい食事を
暑いからといって、そうめんなどのどごしの良いものばかり食べてはいないでしょうか。
夏は暑さで疲労が蓄積し、汗で体内のミネラルを失っています。
バランスのよい食事を心がけましょう。
とりわけ夏野菜は水分も多く、体の熱を下げる作用があります。
旬の野菜は季節を問わず、体に良いので積極的に摂りたいものです。
○積極的に摂りたい栄養素○
・タンパク質・・・ 肉・魚介類・豆類・卵・乳製品
・ビタミンB1・・・ 糖質をエネルギーに変える。 豚肉・うなぎなど
・アリシン・・・・・ ビタミンB1の吸収を高める。 ねぎ類・にんにくなど
・ビタミンC・・・・ 不足すると疲れやすい、風邪をひきやすくなる
《夏風邪の原因と予防》
◎夏風邪とは
風邪のウィルスは200種類以上あるとされています。
その中でも、夏の暑さと湿気を好むウィルスに感染することを「夏風邪」というそうです。
夏風邪は重症化すると“失明”や“痙攣”、最悪の場合死に至ることもあります。
風邪だから、と軽視せず、十分注意しましょう。
◎夏風邪の原因と対処
夏風邪の原因は、体の『冷え』です。
夏バテによって身体の免疫力が落ちていると、夏風邪も引きやすくなります。
また、暑さで体力や抵抗力が低下していることで、治るまでに時間もかかります。
しっかり治癒するためにも、水分・栄養・睡眠を十分とりましょう。
◎夏風邪と夏バテの違い
夏バテは「疲労感」「だるさ」「食欲不振」などにはなりますが、「熱」は出ません。
(熱中症は頭痛・吐き気などがあり)
発熱で体がだるい、などの症状がでたら、夏風邪の可能性があります。
夏バテと勘違いして、症状が悪化してしまうこともあります。
体調不良を感じたら、早めに受診しましょう。
夏バテ防止が夏風邪防止にもつながります。
この時期を乗り切るためにも、普段からの生活習慣に気を付けましょう。