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株式会社大野信号設備工業
〒273-0134
千葉県鎌ケ谷市西佐津間1丁目7番地29号
TEL.047-445-0603
FAX.047-445-1628
1.交通信号機の設置工事
2.とび・土木工事業
3.産業廃棄物の収集運搬業
4.上記各号に付帯する一切の業務
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千葉県知事許可(特定)第3239号
電気工事業
千葉県知事許可(一般)第3239号
とび・土木工事業
千葉県知事許可 第01200178218号
産業廃棄物収集運搬業許可

安全への取組み~安全スローガン~

安全スローガン

平成30年5月度安全スローガン

2018-05-01
安全会議30年5月
資料1:悪天候時に中止にしなければいけない作業
資料2:悪天候・天災後に点検を必要とする作業
○平成30年5月度安全スローガン
『悪天候時にやるべきことを把握し、
       作業の危険・リスクを回避しよう
 
 建設業では、屋外での作業が多くなります。
 屋外作業の時、もっとも仕事に影響を与えることがありますが、なんだかわかりますか?
 
① 天気 です。
 
 少々の雨程度では作業中止はないかと思います。
 工期もありますし、機器のリース費や作業員の労務費も無駄になり、余程のことがなければ
 手を止めることはないでしょう。
 
 しかし、台風やゲリラ豪雨など、悪天候時は別です。(当たり前ですが)
 作業ストップの判断には、気象庁発表の注意報・警報などが目安になります
 現場に向かう前、出勤前などにその日の天気予報を確認したり、怪しいな、と思ったら、
 現場でも気象情報を確認できるようにするとよいかと思います。
  《参考※落雷に関する安全会議⇒平成28年9月
 
 また、労働安全衛生法では、条文で悪天候時に禁止と規定されている作業があります。
 労働安全衛生規則【安衛則】に記載されています。
 例えば、弊社で関係する作業では、高所作業があります。
 

 【安衛則】第522条
  事業者は、高さが2メートル以上の箇所で作業を行う場合において、強風、大雨、大雪等の
  悪天候のため当該作業の実施において危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない。

 
 また、信号灯器や柱のの吊上げに移動式クレーンも使用します。
 強風時のクレーン作業は禁止されています。
 

 【クレーン則】第74条の3
  事業者は、強風のため、移動式クレーンに係る作業の実施について危険が予想されるときは、
  当該作業を中止しなければならない。

 
 その他にも、悪天候時に禁止されている作業を簡単に一覧にしました
 上記の真ん中の資料をクリックして、よければご確認ください。
 
 ところで、この大雨などの悪天候、どの程度で悪天候、というのでしょうか
 気象庁発表の警報 = 悪天候 か、というと、そうではありませんでした。
 
◎悪天候の定義
 安衛法では、悪天候は別の定義がありました。
 条文に明記されているわけではないようですが、労働基準監督署からの通達で定義されているそうです。
 以下に簡単にまとめますと、 
 

 【基発第309号】(昭和46年4月15日)
 [大雨]・・・一回の降雨量が50mm以上の降雨
 [大雪]・・・一回の降雪量が25cm以上の降雪
 [強風]・・・10分間の平均風速が10m/秒以上
 [暴風]・・・瞬間風速が30m/秒以上

 ※一回に、というのがどの位の時間か、わかりにくいですが、仮に一時間とすると、50mmとはいわゆる
 “バケツをひっくり返したような雨”(by気象庁)になります。
 これでは、屋外作業は無理ですね。
 
 さて、悪天候の他にもう一つ、屋外作業で影響を及ぼす事象があります。
 
② 地震 です。
 
 地震は前触れもなく起こりますので、揺れたら即作業は中断します
 しかし、作業中気が付かないような微震では手を止めたりはせず、体に大きな揺れを感じた場合に中断の
 判断をするかと思います。
 
 安衛法では、地震の際の対処として、地震後に設備等に不具合等がないか点検することを定義したものがあります
 とはいえ、震度1や2程度の揺れでは影響は少ないものと考えられます。
 点検を行う目安は、中震以上、というものです。こちらも、基発で定義されています。
 

 【基発第101号】(昭和34年2月18日)
 [中震以上の地震]・・・震度階級4以上(計測震度3.5以上)

 
 震度4以上ですと、乗り物内でもはっきり揺れを感じるようです。
 明らかに「あ、地震だ!」と感じる揺れ、ということですね。
 この点検は、地震のほか、前述の悪天候後にも行うよう定義されています
 
 こちらも一覧にまとめましたので、上記資料の右、悪天候・天災後に点検が必要な作業をご確認ください。
 
 これらの点検を疎かにすると、地震でボルトが緩んでいた、などが原因で倒壊事故につながる可能性もあります。
 地震や、悪天候の後には点検・安全確認をし、それを記録に残しておきましょう
 
 自然災害は、人の手ではなす術もなく、いつでも起こり得ることです。
 そして、屋外作業は自然の影響からは逃れられませんので、それらを前提として作業を進める必要があります。
 確実に我々がコントロールできることは、作業方法や実施の有無、そして事後の適切な対処です
 悪天候や天災時に作業を中止する、事後に確実に点検を行うことでも、事故を防ぐことができます。
 また、記録に残すことで、次の安全対策にも繋げることができます。 
 
 自然相手に人ができることなど限られています。
 我々には地震を止めることも、雨をやませることもできません。
 
 ですから、今、できることを確実に行いましょう。
 それが、屋外作業を行うにあたって、とても重要なことです。
 
 
~おまけ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※安全会議後※
 安全委員:「今回はだいじょぶです!まともな内容です!」(`・ω・´)キリッ
 
 わざわざ報告を頂きましたとおり、いい内容だったと思います。お疲れ様でした!