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株式会社大野信号設備工業
〒273-0134
千葉県鎌ケ谷市西佐津間1丁目7番地29号
TEL.047-445-0603
FAX.047-445-1628
1.交通信号機の設置工事
2.とび・土木工事業
3.産業廃棄物の収集運搬業
4.上記各号に付帯する一切の業務
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千葉県知事許可(特定)第3239号
電気工事業
千葉県知事許可(一般)第3239号
とび・土木工事業
千葉県知事許可 第01200178218号
産業廃棄物収集運搬業許可

安全への取組み~安全スローガン~

安全スローガン

平成30年7月度安全スローガン 熱中症

2018-07-02
安全会議30年7月
WBGT基準値
熱中症チェックシート
 
平成30年7月度安全スローガン
『現場で熱中症にならない為に』
 もう弊社の夏の風物詩。おなじみ、熱中症です。
 毎日外の現場で作業する作業員にとっては、熱中症対策はとても重要なこと。
 復習もかねて、また新しい情報などを取り入れながら会議していますので、
 しばらくお付き合い下さい。
 ※過去の熱中症に関する記事
平成28年7月 …熱中症の説明とその要因 ・平成28年8月 …熱中症の症状、予防と対策
平成29年7月 …熱中症応急処置チャート 平成29年9月 …残暑での熱中症対策
 
《熱中症の予防の目安》
 熱中症の予防には、作業場所にどの程度のリスクがあるのかを客観的に
判断することが重要です。
 熱中症の発生リスクを知るには、気温だけでなく湿度も重要な判断材料です。
その目安となる一つに、気温、湿度、放射熱、衣類、作業状態を考慮した、
 WBGT(湿球黒球温度)値 があります。
WBGT値は、暑熱環境での熱ストレスの評価を行う暑さ指数で、以下の式で算出します。
 
【屋内、及び屋外日かげ】
  式①:WBGT値=0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
【屋外日なた】
  式②:WBGT値=0.7×湿球温度+0.3×黒球温度+0.1×乾球温度
 
※湿球温度…水で湿らせたガーゼを温度計の球部に巻いて観測。
      皮膚の汗が蒸発する時に感じる涼しさ度合いを表す。
※黒球温度…ほとんど反射しない塗料で黒色に塗装された薄い銅板の球の中心温度。
      弱風時の日なたにおける体感温度と良い相関がある。
※乾球温度…いわゆる気温。
 
…めんどくさいですね~。そんな時はこちらです
   ↓
((≡ ̄♀ ̄≡))/{ WBGT測定器~
 
◎WBGT値測定装置
現在、いろいろなタイプのWBGT値測定器が市販されています。
現場作業などには黒球付きが良いとされ、厚生労働省からも推奨されています。
作業環境や休憩場所等、測定器を用いて熱中症リスクを監視することが重要です。
    
◎WBGT値における作業レベル
 現場や休憩場所のWBGT値が作業レベル基準値を超えている場合は、
 熱中症予防対策の徹底を図る必要があります。
 また、着用している衣類によって、補正値を加える必要があります。
 (参考資料:WBGT基準値)
 
《作業環境の管理》
 建設現場は業態として日中、炎天下の高温多湿場所での作業が避けられませんが、
 できるだけ作業環境への配慮に努める必要があります。
◎WBGT値の低減
  簡易的な屋根や覆いを設け、直射日光や照り返しを遮る、閉鎖空間では
  外気の導入や除湿をする設備が望まれます。
◎休憩場所の確保
  作業場所のそばに、冷房を備えた休憩室や風通しの良い日陰等の涼しい休憩場所を確保しましょう。
  休憩場所は人が横になれる広さを確保し、冷水や氷、冷たいおしぼりなどを常備できるように、
  冷水器や冷蔵庫、クーラーボックスなどを設置しましょう。
 
《作業管理》
 休憩場所や作業環境を整備したから熱中症にはならない、というわけでは当然ありません。
 暑さ指数予報の危険度の高い日や、現場のWBGT値が基準を超える日もあるでしょう。
 また作業員個人のその日の体調も無視はできません。
◎作業時間の短縮等
  暑さ指数危険度が高くなると予想されるような日は、
・あらかじめ休憩時間をこまめに設け、連続作業時間を短縮する
・熱中症の発症が多くなりやすい午後2時から4時前後に長めの休憩を入れる
  など、作業従事者の負担を軽減するよう配慮する必要があります。
  道路上など、WBGT値の低減が困難な現場では、さらなる作業時間の短縮や、
  気温の低い時間帯へのシフトを検討する、確実に水分・塩分補給と休憩をとるようにしてください。
◎新規入場者等、作業従事者への熱への順化
  熱中症指数の高い場所での作業は、暑さに慣れ、作業に適応しているかどうかが、
  熱中症発症へのリスクに大きく影響します。
  熱に慣れていない作業者は、約7日以上かけて徐々に熱に慣れるよう作業時間を調整してください。
◎確実な水分・塩分補給
  脱水症状は自覚症状以上に進行していることがあります。
  また、疾病や加齢で自覚症状が出にくいこともあります。このため、自覚があるないに関わらず、
  定期的に水分・塩分を摂取しましょう。
  水分・塩分の補給は、個人ごとの表管理が有効です。
  屋外の建設作業など作業環境がWBGT基準値を超えるような現場では、0.1~0.2%の食塩水、
  ナトリウム40~80㎎/100mlのスポーツドリンク等を、少なくとも20~30分にカップ1~2杯
  摂取することが望ましいとされています。
◎服装
  服装は透湿性・通気性の良いものを着用し、通気性の良い帽子やヘルメットを着用しましょう。
  また、後部(首背面など)に日よけの垂れ布を付け、輻射熱を遮るようにしましょう。
◎巡視
  作業中、作業従事者の健康状態に異常がないかどうか、現場責任者による巡視を行うほか、
  作業者同士で声を掛け合うなど、相互の健康状態に留意させてください。
 
《健康管理》
◎健康診断結果等による配慮
  疾病をもっている作業従事者は、熱中症に留意する必要があるか主治医と相談するとともに、
  対応が必要な場合は責任者に申し出て、それを踏まえた作業内容の変更や短縮が必要です。
 ☆熱中症の発症に影響を及ぼす恐れのある疾病
  ・糖尿病・高血圧症、心臓病・腎臓病・皮膚疾患・精神疾患、など
 
◎日常の健康管理
  作業従事者のその時の体調が、熱中症の発症に大きく関わる場合もあります。
  チェックシートなどを用いて、作業従事者は自分の健康状態を日々チェックするようにしましょう。
  また、現場責任者は作業従事者の日常の健康管理を指導し、作業開始前や巡回時に体調に十分に
  気を配り、熱中症発症に影響が出るような状態がみられる場合は、作業場所や時間、内容の変更を
  検討して下さい。(参考資料:熱中症チェックシート)
 ☆以下の症状や状態がみられる場合は注意
  ・風邪気味、下痢や嘔吐・前日の飲酒・朝食を抜く・寝不足など
 
 今回はとても長くなってしまいました。
 しかし、現場作業をするにあたって熱中症対策は重要です。
 “ちょっと体調がおかしいな”と思ったら、
 絶対に 無理はしない、させない、休む勇気を持つことが肝心です
 現場責任者をはじめとして、作業員全員でお互いに気を配りましょう。