安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
平成30年9月度安全スローガン 交通事故のKYT
2018-09-15
平成30年9月度安全スローガン
『交通事故防止のKYT(危険予知訓練)を行おう』
9月のスローガンは、当社で一番多い安全運転に関するテーマです。
またかよ、と思わず、今回は最近よく聞く危険運転についても話題に
してますので、最後までお付き合いください。
※参考:交通安全に関わる過去スローガン
《交通事故の原因TOP3》
交通事故の原因は、ドライバーの操作ミスが主であり、
その中でも多いのが次の三点です。
Ⅰ.安全不確認
Ⅱ.わき見運転
Ⅲ.動静不注視
※参考:(H29.3…3月の事故・事故の要因)
Ⅰ.安全不確認
その名の通り、安全を確保してから走行しなかったことにより
起きる事故原因です。
交差点や見通しの悪い箇所、周囲の確認不足により起きる可能性が高まります。
Ⅱ.わき見運転
運転中何かに気を取られて、前方や周囲の状況に注意を払えなくなってしまう
ことで起こる事故原因です。
近年では、カーナビやスマートホン操作によるものも増えています。
運転中の携帯電話(スマホ・ガラケーでも)の操作は交通違反です。
ドライブモード、もしくは、どうしても必要な場合は、同乗者にお願いする、
ハンズフリーで話せるようにする、など対策をしましょう。
Ⅲ.動静不注視
判断の甘さが原因で起きた場合、動静不注視が原因の事故となります。
例えば、交差点での右折待ち中、対向車が来ていることに気づきながらも、
「行けるだろう」と判断を誤り、事故になった場合などが当てはまります。
《交通事故防止に有効な、
「かもしれない運転(危険予知運転)」と「防衛運転(予防運転)」》
◎「かもしれない運転(危険予知運転)」とは
危険予知運転とは、あらかじめ危険を予知して事故を未然に防ぐ運転です。
『かもしれない運転』・『だろう運転』とはよく耳にしますよね。
運転中は、起こる可能性のある危険を予測することが大切です。
・「停車中の車の陰から子供が出てくるかもしれない」
・「右(左)から、自転車が飛び出してくるかもしれない」
・「路面が濡れているから、いつものブレーキタイミングでは止まれない
かもしれない」
こういった危険を予測し、心構えをすることで、数秒早くブレーキを掛けたり、
ハンドルを切ることができるようになります。
この数秒の違いで、大きな事故を防ぐことも可能となるのです。
反対に、「だろう運転」は『たぶん大丈夫だろう』と自分に都合よく思い込み、
運転してしまうことを指します。
・「誰も飛び出してこないだろう」
・「相手の車が止まって譲ってくれるだろう」などです。
事故が起こってしまってから、「そうなるとは思わなかった」ではすみません。
ハンドルを握るときは常に危機感を持って「かもしれない運転」をしましょう。
◎「防衛運転(予防運転)」とは
防衛運転とは、自らを事故から守る運転を言います。
自分から事故を起こさない運転はもちろんですが、追突事故などの
もらい事故や、事故後の二次被害などに遭わないための運転方法でもあります。
時間に間に合わないなど、気持ちに余裕のない運転や冷静さに欠けた運転などは、
事故を起こす確率が高くなります。
このような時こそ、予防運転を心がけることが重要です。
ハンドルを握る前に気持ちを落ち着かせてから、車を発進させましょう。
《交通事故を未然に防ぐために注意すべき5つのこと》
危険予知を行うために、特に注意すべきことをご紹介します。
1.子供の動きに注意
子供は大人が思いつかないような行動をとるため、十分に注意する必要があります。
例えば、歩道を歩く子供が、何かを見つけ、突然車道に飛び出すことも考えられます。
また、縁石の上を歩いたりもしますよね。(←よくやった)
子供の近くを走行するときは徐行したり、すぐブレーキを踏めるようにしましょう。
2.停車中のバスに注意
前方にバスが停車中、右側から追い越しをかけることがあります。
その際、バスの前から人が横断する可能性もありますので、慎重に走行しましょう。
3.自転車に注意
車道を走っている自転車にも注意が必要です。
突然の方向転換や、車の存在に気づかず車道に飛び出す場合もあります。
子供や高齢者の自転車運転は特に注意が必要です。
車間距離を十分とり、万が一の時にブレーキを踏めるようにしましょう。
4.左折巻き込みに注意
左折時の巻き込み確認も怠らないようにしましょう。
自転車や二輪車だけでなく、横断歩道横断中の歩行者の巻き込みにも注意です。
ミラーだけでなく、目視の確認もきちんと行いましょう。
5.夕暮れ時・明け方に注意
夕暮れ時や明け方は薄暗く、人や自転車などを認識しづらい時間帯です。
目が周囲の明るさに適応しにくくなる状態なので、十分注意を払いましょう。
《煽り運転の対処・対策方法》
最近、耳にすることも多くなった『煽り運転』、痛ましい事故もありました。
今回は煽り運転への対処についても会議しました。
◎煽り運転をされたら?
煽り運転をされた場合、相手にせず、道を譲るのが一番の対処方法です。
道を譲れない場合なども同様です。相手にしないこと。
煽り返しなどもってのほかです!
会社の車には社名と電話番号も入っています。
気を引き締めて、安全で紳士的な運転を心がけましょう。
◎ドライブレコーダーの設置
煽り運転にかかわらず、動画撮影は事故が起きた場合の証拠映像にもなり、
有効な手段といえます。
ドライブレコーダーを搭載した車も増え、“ドラレコ撮影中”などのステッカーも
ありますね。
このように“録画中である”と周知させることで、煽り運転を躊躇させる効果も期待できます。
いかがでしょうか。
安全運転をするためには、車のメンテナンスやドライバーの心身の健康なども大切ですが、
起こりうる危険をあらかじめ予測し、事故を回避することも重要なのではないでしょうか。
自動車は、ドライバーが“大したスピードではない”、と思っていても、
人や物にぶつかると大きな衝撃を与えてしまいます。
常に『かもしれない運転』や『予防運転』を心がけ、事故を未然に防ぎましょう。
運転に自信がない人も慣れている人も、『KTY(危険予知訓練)』を行って、
改めてどのような危険が潜んでいるのか確認してみてはいかがでしょうか?