安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
平成30年11月度安全スローガン ハイビーム
2018-11-14
平成30年11月度安全スローガン
『夜間走行、ハイビームの効果と義務化』
《道路交通法 第52条》
1.車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう)道路にあるときは、
政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火を
つけなければならない。
政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
2.車両等が、夜間(前項後段の場合を含む)他の車両等と行き違う場合、又は
他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げる
おそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、
灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。
立冬も過ぎ、だんだんと冬仕様になってきましたね。(それでも暖かい方ですが)
日暮れも早まり、今月の会議の内容も毎年恒例になりつつある、
安全運転~ライトをつけようキャンペーン~です。
以前にも取上げた題材ですが、今後義務化される事案もありますので、
しばらくお付き合い願います。
◎夜間は原則ハイビーム使用、道交法違反に注意
これはもう、冒頭の道交法にも記載されております
要約すると、
“夜間はライトを点けなさい”“先行車や対向車がいるときは減光しなさい”
『原則ハイビームで走行し、状況に応じて減光⇒ロービーム』ということです。
つまり、
・先行車、対向車が来てもハイビームのまま走行する
・常にロービームで走行する
この2つは、違反行為に該当し、反則金の対象にもなります。
こまめな切替えが必要になりますが、ハイビームでの照射距離は100m、
ロービームでの照射距離は40mとされています。
ハイビームは前方の障害物・歩行者をより早く認識できますが、
対向車のドライバーの視認性を落とし、また蒸発現象を起こす場合もあります。
適切に切替えることによって、より安全な運転が可能になります。
ハンドルを握る者として“知りませんでした”は通用しません。絶対習ってます。
十分注意を払って運転するようにしましょう。
◎オートライトの義務化
オートライトとは、周囲の明るさをセンサーで感知し、自動でライトを
点灯・消灯する機能です。
国土交通省は、2020年4月以降に発売される乗用車には、標準装備として
オートライトの搭載を義務化することを決定しました。
昼間・停車時は手動で点灯消灯操作ができますが、夜間走行中は自動的に点灯、
手動では消灯できなくなります。
なお、義務化は2020年4月以降発売の新車からであり、既存の車は
義務化対象ではありませんので、オートライトではないから車検に通らない、
ということはありません。
オートライトは後付けすることも可能らしいので、気になる方はつけてみるのも
いいかもしれませんね。
最後にご紹介ですが、ハイビームとロービームのモニター実験を
JAF(日本自動車連盟)が公開していました。
視認性の違いが分かりやすいので、お時間のある方は検索してみてください。
JAFチャンネル
>CH.1
>夜間・ヘッドライト
>「見えない!止まれない!ロービームの限界を知る」