安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
4月度安全スローガン
2016-04-04
○4月度安全スローガン
『落下災害の原因を理解し、事故の防止に努めよう』
われわれ工事業者にとって、飛来・落下災害は身近な災害と言えます。
飛来・落下災害とは、物を飛来、あるいは落下させて、本人または周辺の作業員、さらには第三者も被災させてしまう災害です。
この災害を防ぐことは、自身のみならず、同僚や周辺作業員、第三者を守るためにも重要になります。
《落下災害は飛来災害の2.6倍》
「飛来・落下災害」と一括りにされていますが、実際には落下事故の発生率は、飛来災害の2.6倍とされています。
当社では柱上・高所作業も多いため、今月は、落下災害に重点をおいてみていきましょう。
《落下災害の68%が取扱い物の落下》
工器具、資機材など、あらゆるものが落下物となり得ます。
発生原因としては、作業中 “うっかり”、“手が滑った”、など、ヒューマンエラーが絡むことも多いようです。
『物を落とさない』ことが大前提ですが、万が一を考え『(万が一)落ちても被害がない』状況を整えることも必要です。
・基本中の基本として、上・下で同時作業を避ける。
・上部で作業するときは、下部に作業帯を作り、他の作業員や第三者が入り込まないようにする。
・交通誘導員の配置で第三者を安全に誘導する。
・工具類に落下防止対策を施す。 など
このほか、落下災害にはトラックでの積荷の落下、自身の落下なども事例が見られます。
トラックに積荷を載せる、また荷台から降りる時など、基本に忠実に、安全に十分に配慮して行いましょう。
もちろん、物理的な対策のほかにも、ヒューマンエラーの防止対策も平行して行う必要があります。
一日の作業開始の前に、各作業員の状態をチェックすることも怠らないようにしましょう。