安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
7月度安全スローガン
2016-07-05
遅くなりましたが、7月度安全スローガンアップです。
ご安心ください、安全会議はちゃんとやっておりました!
○7月度安全スローガン
『現場での作業における熱中症予防に努める』
《熱中症とは》
熱中症とは、熱によっておこる様々な体の不調のことを言います。
暑さで体内のの水分や塩分のバランスが崩れ、身体の調整機能が正常に
働かなくなり、熱がこもり、体温が上昇することによって引き起こされます。
重症化すると死に至る可能性もありますが、正しい知識と適切な行動で予防、
応急処置で命を救うこともできます。
《熱中症の起こる時期》
熱中症はもっとも気温が高い真夏に起こりやすいのですが、
梅雨の晴れ間や梅雨明けの急激に熱くなる時期にも要注意です。
この時期は体がまだ暑さに慣れていないため、汗をうまくかけず、
体温調整ができないことによります。
急激な気温の変化が起こりやすい季節は、
くれぐれも油断しないようにしましょう。
《熱中症の要因》
熱中症を起こす要因は大別して3つあります。
①環境的要因:気温・湿度が高い・強い日差し・急激な気温上昇
・無風・エアコンのない室内…など
②身体的要因:高齢者、乳幼児、肥満の方、脱水症状にある方、
寝不足などの体調不良…など
③行動的要因:激しい運動・慣れない運動、長時間の屋外作業、
水分補給ができない状況…など
これらの要因を認識することで、予防の対策をとることができます。
《熱中症の種類と応急処置》
「熱中症」とは暑い環境で生じる健康障害の総称です。分類すると次のような症状があります。
○熱失神
皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳血流の減少して起こる。
脈は速くて弱い。
特徴:めまい・一時的な失神・顔面蒼白
対処:涼しい場所で衣服を緩めて寝かせ、水分を補給させる。
○熱痙攣
大量発汗ののち水だけ補給することで、血液内の塩分濃度が低下すると起きる
足・腕・腹部の筋肉に痛みを伴う痙攣。
特徴:筋肉痛・手足がつる・筋肉の痙攣
対処:生理食塩水(0.9%の食塩水)を補給する。
○熱疲労
大量発汗ののち水分補給が追いつかない場合、
脱水状態になり熱疲労の症状がみられる。
特徴:全身倦怠感・悪心・嘔吐・頭痛・集中力、判断力の低下
対処:涼しい場所で衣服を緩めて寝かせ、水分を補給させる。
○熱射病
体温上昇により中枢機能に異常をきたした状態。 ※キケン!
意識障害(応答が鈍い・言動がおかしい・意識がない)、ショック状態になる
特徴:体温が高い・意識障害・呼びかけ、刺激への反応が鈍い
・言動が不自然・ふらつき
対処:緊急事態です。
病院(救急車)への手配ともに、即座に身体を冷やすこと!
首・脇の下・足の付け根など、太い血管があるあたりを濡れタオル、
氷、保冷剤などでとにかく冷やし続ける。
命にかかわるので一刻も早く病院での処置を!