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株式会社大野信号設備工業
〒273-0134
千葉県鎌ケ谷市西佐津間1丁目7番地29号
TEL.047-445-0603
FAX.047-445-1628
1.交通信号機の設置工事
2.とび・土木工事業
3.産業廃棄物の収集運搬業
4.上記各号に付帯する一切の業務
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千葉県知事許可(特定)第3239号
電気工事業
千葉県知事許可(一般)第3239号
とび・土木工事業
千葉県知事許可 第01200178218号
産業廃棄物収集運搬業許可

安全への取組み~安全スローガン~

安全スローガン

9月度安全スローガン

2016-09-05
9月度安全会議
9月に入りまして、いまだ大気の不安定な状態が続いておりますね。
この時期、台風・雷雨やゲリラ豪雨なども多発します。
電気工事をするにあたって、お天気の変化は事故防止のためにも
十分気を付けなければいけない要素となります。
 
○9月度安全スローガン
 『雷の対処法を知り、落雷事故の防止に努める』
 
  《雷雲と雷》
 雷は雷雲から生まれます。では、どのように発生するのでしょう。
 
 雷雲(積乱雲・入道雲)の発生条件は、2つあります。
  ◎大気が不安定
  ◎きっかけの上昇気流
 
 大気上層に寒気があり、下層に水分を多量に含む暖気がある状態を、
 『大気が不安定』といいます。
 この状態の時に、暖かく湿った下層大気を押し上げる
 『きっかけの上昇気流』があると、雷雲(積乱雲・入道雲)が発生します。
 
 この積乱雲は縦方向10キロ以上も高く成長し、その上部は水蒸気が冷やされ、 
 氷の粒子になります。
 氷粒子は気流に撹拌されぶつかり合い、やがて静電気が発生します。
 その静電気が蓄積、雷となり、雲の中で帯電した雷が、
 空気の絶縁抵抗の限界を超えた時に、落雷となります。
 
  《落雷》  
 落雷は雷雲があれば、場所を問わずあらゆるところで発生します。
 
 一度落雷してから、次の落雷が起きる可能性のある距離範囲は、
 0~30キロ圏内と言われます。(頻度が高いのは3~4キロ範囲)
 ”ゴロゴロ…” という雷鳴の聞こえる距離は、最長で10~14キロ。
 つまり。。
 
 雷鳴が聞こえた時には、
   その場所はすでに落雷の射程範囲です!
 
 雷鳴を聞いてから避難しても遅いということです。
 すぐに避難できる状態・場所であればよいですが、作業中だったり
 安全な場所がみつからない場合もあります。
 なるべく事前に察知、警戒する必要があります。
 
  《落雷から身を守る》
 ①屋外作業やレジャーの前に、気象情報を確認 
  先ほど述べたように、雷雲の発生には条件があります。
  天気予報で『大気が不安定』というキーワードを聞いたら、
  「雷が発生するかも」と心構えをすることができます。
  現地で前もって避難場所の確認をすることもできるでしょう。
 
 ②雷警報器の携帯
  雷鳴が聞こえる前に避難することは困難です。
  雷は発生時間も短く、現在の気象観測体制ではなかなか事前の予測が
  難しいのが現状です。
  雷警報器で雷雲の接近を知れば、より早く安全な場所に避難できます。
  また、離れた場所の雷雲によって起こる、河川の増水なども予見できます。
 
 ③安全な場所への避難
  間に合わず雷に遭遇してしまった場合、速やかに安全な場所に
  避難しましょう。
 
  《安全な場所・危険な場所》
 ◎十分安全な場所
  ・鉄筋コンクリート建築物、戸建て住宅などの本格的木造建築物
   ただし、壁から2m以上、電灯・電話線などつつながる電化製品
   からも1m以上離れ、部屋の中心に。
   水回りも水道配管などを伝わる可能性があるので近づかない。
 
 ◎比較的安全な場所
  ・高さ5~30m以上の物体の保護範囲
   ただし物体から4m以上離れること
   もしその物体に落雷した場合、雷が横に走り、
   被雷する可能性がある。
  ・自動車など乗り物の中
   周囲を鉄で作られた乗り物は、雷が外部を伝わるため、車内は
   比較的安全です。
   車窓付近・金属部などに触れないよう、車内のなるべく中心に。
   ただし、サンルーフやオーブンカー、カートなどは意味がありません。
 
 ◎危険な場所・行為
  ・高さ5m未満の物体の周囲、高さ5~30m以上の物体の保護範囲外
   開けた場所(ゴルフ場・ビーチなど)、森林の中、テントなどの中、
   自転車・バイクなど。
    ※このような場所からは、姿勢を低くした状態で早急に避難しましょう。
  ・傘をさす、ゴルフクラブを振り上げる、など。
    ※自ら避雷針を立てているようなものです。 
 
 ◎危険な場所から移動できなかった場合
  ・その場で足を揃えて耳をふさぎ、しゃがんで雷が過ぎるまで待つ。
    ※その際、地面との接点を小さくする為に、かかとは地面から離し
     頭も低くします。
    「寝そべった方が低い」と思いがちですが、地面との接面が多いと、
     近くに落雷した場合、地面を雷が伝わり、けがをします。
    
 信号機工事の場所は、街中や山あい、田畑の中の道などいろいろあります。
 天候の急変、ゲリラ豪雨などに遭遇することももちろんあります。
 そんな時に、知識・対処方法を知っているだけで、身にかかる危険を
 減らすことができます。
 今や気象情報は携帯電話でもすぐに調べられます。
 出発前に「大気が不安定」このキーワードがないかチェックしましょう。